講演会

本プロジェクトは2010年3月末をもって終了いたしました。このページに掲載している内容はプロジェクト終了時点のものです。[2010年4月]


「フォト・ジャーナリストが見た“ニュースの現場”     ~イラク・パレスチナ・スマトラ、そして・・・」


1.日 時 11月4日(水)17:30~19:00

2.場 所 神戸大学文学部B棟351教室

3.講演会趣旨
豊田直巳さんからの言葉
“紛争地”を歩くと、終戦や停戦によって戦争が終わったと言えるのは、戦争遂行者であって、その戦争に翻弄された人々にとっては、終戦や停戦となれば、それで人生が「リセット」できるわけではないことに、直ぐに気づく。まして停戦や終戦の後に占領が訪れたなら、庶民にとって、平和は幻に過ぎないことも見えてくる。イラクやパレスチナ取材から見えてくる日本の現状まで考えてみたい。  世界各地で撮影した写真の中から約200枚を選び、スライド上映しながらのトークショー形式でお話しします。マスメディアによって報じられる戦場や災害の現場――その背後で本当は何が起こっているのか。マスメディアが報じない現実に光を当てるとき、何が浮かび上がってくるのか。フォト・ジャーナリストとして見たパレスチナで、イラクで、スマトラで、そして・・・。いったい何が起こっているのか。それは私たちにどう繋がるのか。

4.講 師 豊田直巳(フォト・ジャーナリスト)
パレスチナ問題、難民問題、そしてイラク問題などをカメラで捉えてきているフォト・ジャーナリスト。1983年よりパレスチナ問題の取材を始める。1992年より中東の他、アジアや旧ユーゴスラビア、アフリカなどの紛争地を巡り、 そこに暮らす人々の日常を取材。主に新聞、雑誌、テレビにて作品を発表してきている。  2002年12月には、広島からの市民平和使節・調査団を組織してイラクに案内した。戦争直前に再びイラクに入り、戦時下、戦後のイラク民衆の苦しみをカメラで記録してきた。「ウラン兵器の人的被害」写真展は、ヨーロッパ議会、ベルギー議会、フィンランド議会、スコットランド議会などで開催されてきている。

6.対 象 ご興味のある方はどなたでも参加できます。(入場無料)

8.問合せ先
文学部 嘉指(かざし)研究室 090-7897-2095
(平日10:00~17:00)

パンフレット(pdf)

Updated: 2010/01/08 (Fri) 13:36